私たちのチーズへの想いとこだわり

画像:しまねおおなんチーズ工房_カチョカバロ乾燥

私たちの工房がある島根県邑智郡邑南町(しまねけん おおちぐん おおなんちょう)は、古くから酪農が盛んな地域です。

チーズづくりを通して出来ること
・おいしい牛乳を使った商品をより多くの人に届け続ける
・高齢化による担い手不足の解消に貢献する

ナチュラルチーズの製造販売を通して、地域と企業の結びつきを強める事を主眼に「美味しい」と言ってもらえる商品作りを貫きます。

素材のこだわり

画像:しまねおおなんチーズ工房_牛写真

チーズの原材料になる生乳は、工房から車で5分のところにある、邑南町岩屋の田中牧場さんの生乳のみを使用しています。
実はこの「田中牧場さん」の生乳だけを使用した商品は、当店のチーズしかありません。
田中さんも自身でご「チーズを作りたい…」という想いはあるけれど、なかなか形にするのが難しいそうです。
私達にとっても、おいしい生乳を使わせていただけることは大変ありがたく、このおいしさをギュッと詰め込んだおいしいチーズをつくることが私達の役目です。

週3回。朝一番に搾乳へ

搾ったその日のうちに加工し、フレッシュな状態でパッキングしています。
田中牧場さんの乳質(生乳の品質)は、10年以上、県内でもトップクラスの乳質を維持されており、きれいな牛舎ではいつも元気のよい牛たちが集乳へ伺う私たちを出迎えてくれます。

年齢なんて関係ない

ある日は40リットルの生乳を仕入れました。工房まで職人一人で運搬します。
およそ22kgのタンクを持ち上げ、工房内へ。

チーズ職人の石橋、今年69歳。まだまだ現役です。
チーズ製造に携わるのは60代の女性2人と40代の女性1人。
1日に作れる量も限られていますが、想いを込めて、丁寧に一つずつ手作りしております。

手作りのこだわり

画像:しまねおおなんチーズ工房製造3

新鮮なチーズを作るには時間と温度の管理が大切です。
新鮮な生乳を丁寧に加温し、低温殺菌を行い、甘みが強く最もおいしくなった状態で撹拌し、乳酸菌、酵母を加えてチーズへと仕上げていきます。
添加物等は一切使用しておりません。

日々変化する天候や気温に合わせ、pH値や温度など刻一刻と変化する生乳の状態を正しく見極め、調整し、徹底した製造工程管理の元、仕上げています。

チーズとの出会い…

職人の石橋がチーズ製造業に携わるようになったのは、2017年のこと。

工房は、もともと島根県と広島県の県境にあるスキー場「瑞穂ハイランド」が経営を担っていました。
ハイランドのレストランで提供しているピザに使用するチーズを作るために始めたものでした。

当時、石橋は瑞穂ハイランドのレストランで働く従業員でした。そこでチーズ製造の担当として抜擢されたのが始まりです。

実はチーズが苦手だった石橋。「1」からチーズの事を学び、次第にその魅力にのめり込んでいきました。

第二の人生スタート…

軌道に乗ってきた2020年3月。
新型コロナウイルスの影響によりスキー場は経営不振になり倒産。(現在は事業再開しております)
チーズ工房も一時は閉鎖されました。
しかし、チーズへの想いが消えずその後、同じ仲間たちともう一度チーズづくりを始めようと起業したのが67歳のときでした。

多くの方に応援していただき、今日もチーズづくりに励んでおります。
苦手だったチーズも大好きに!石橋が最初に食べられるようになったのは「ストリングチーズ」でした。
熱い状態のチーズを何度も伸ばして束ねて…を繰り返し繊維状にすることで、食感も楽しめます。

苦手な人にも試していただきたいチーズです。

代表メッセージ

画像:しまねおおなんチーズ工房前写真
左:製造担当の竹内 右:工房代表の石橋

田中牧場の「愛情込めて育んだ質の良い生乳」と「おいしいチーズをお届けしたい」という想いで、日々チーズ作りと向き合っております。
ひとつひとつ、手作業でチーズを作っているため、数に限りはございますが、チーズ本来の味をご賞味ください。

保存料を使用していない、からだに優しいこだわりのチーズです。

チーズ苦手な方も食べれるかも?ストリングチーズはこちらです!